コエンザイムQ10の別名

コエンザイムQ10にはさまざまな別名があります。
そのため、メーカーや商品によってはコエンザイムQ10を別の名前で表記して販売していることがあります。
「名前が違うけどこれってコエンザイムQ10なの?」と、ややしく思う人も少なくありません。
購入の際に迷わないよう、コエンザイムQ10の別名をしっかり把握しておきましょう。

ユキビノン・ユビキノール

コエンザイムQ10の別名で一番よく使われているのが「ユビキノン」です。
ユビキノンは、1950年代初頭イギリスのリバプール大学で、脂溶性ビタミンやコレステロールについて研究していた、モルトン教授らがつけた名前です。
ウマ、ブタ、ラットなど様々な生体のあらゆる場所に存在し、キノン構造と呼ばれる構造の物質だったため、「ユビキタス(ubiquitous)」な「キノン(quinone)」で「ユビキノン(ubiquinone)」と名付けられました。
ユビキタスはラテン語で「あらゆるところに存在する」という意味です。
そして1957年、アメリカのウィスコンシン大学でミトコンドリアについて研究していたクレイン教授らが、ウシの心臓のミトコンドリアの中から、コエンザイムQ10を発見します。
研究の結果、コエンザイムQ10とユビキノンは同じ物質であることが判明しました。

広い意味では「コエンザイムQ10=ユビキノン」として使われていますが、細かく分類すると、コエンザイムQ10の中でも酸化型のものをユビキノンと呼びます。
還元型のコエンザイムQ10は、「ユビキノール」と呼ばれています。

ビタミンQ

コエンザイムQ10は「ビタミンQ」と呼ばれることもあります。
QはコエンザイムQ10のQと同じで、キノン構造の「キノン(quinone)」からとったQです。
ビタミンとついていますが、コエンザイムQ10は実はビタミンではありません。
ビタミンとは、体内で作ることができず、不足すると欠乏症を起こしてしまうこともあり、体にとって欠かせない栄養の一つです。
ビタミンによく似た大切な働きをしますが、体内で生産され、欠乏症が起こらない物質のことをビタミン様物質といいます。
コエンザイムQ10は、体内で生産され、欠乏症なども起きないのでビタミン様物質の一つだといえます。
そのほかにも、コエンザイムQ10を日本語に訳した「補酵素Q10」、省略した形の「CoQ10」などの呼ばれ方があります。
たくさん名前があるので紛らわしいですが、名前が違うから違う物質というわけではなく、どれもコエンザイムQ10を表す名前なのです。
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