コエンザイムQ10は年齢とともに減少する

目次
  1. コエンザイムQ10の減少
    1. 加齢
    2. ストレス
    3. 病気
  2. 健康的に年を重ねていくために

コエンザイムQ10の減少

コエンザイムQ10は、もともと人間の体内にある補酵素と呼ばれる物質です。
若くて健康なうちは、誰もが十分な量の体内でコエンザイムQ10を体内で生産できます。

しかし、さまざまな理由からその生産能力は衰え、体内でのコエンザイムQ10の量は低下していってしまいます。
コエンザイムQ10が減っていくと、エネルギーの生産効率が下がり、疲れやすくなったり免疫力が低下してしまうのです。
コエンザイムQ10は様々な理由で減少していきますが、主な原因として、以下のようなものがあげられます。

加齢

コエンザイムQ10の生産量低下の大きな原因の一つに、加齢があげられます。
コエンザイムQ10は、20代をピークとして少しずつ生産能力が低下し、40代以降になると急速に減少していきます。

また、体の部位によってコエンザイムQ10の減少の割合は異なります。
コエンザイムQ10が最も多い場所である心臓は、加齢によるコエンザイムQ10の減少が著しい臓器の一つです。
20代のころと比較すると、心臓部のコエンザイムQ10は40代で約30%も減少し、80代には約50%も減少してしまいます。

さらに、加齢に伴いコレステロールの生産量も増加していきます。
実は、コレステロールとコエンザイムQ10は途中まで全く同じ物質で、ほとんど同じ製造工程を経ています。
そのため、コレステロールの量が増えると、その分、コエンザイムQ10の量は低下してしまうのです。

ストレス

ストレスを多く抱えている人ほど、コエンザイムQ10の血中濃度は低下しているということがわかっています。
ストレスは体内に大量の活性酸素を発生させ、細胞の働きを弱めるのです。
抗酸化物質であるコエンザイムQ10は、活性酸素の働きを抑えるために大量に消費されます。
また、抗酸化物質で抑えきれないほど活性酸素が増えてしまうと、細胞はどんどん老化し、コエンザイムQ10の生産量も低下してしまいます。

大きなストレスを抱えている場合だと、コエンザイムQ10の血中濃度が通常の半分以下になる人もいます。
コエンザイムQ10の量が極端に減ると疲れやすくなり、気分がすぐれなかったり体を動かすのが億劫になったりします。
そのせいでさらにストレスが溜まり、コエンザイムQ10も減っていくという悪循環になってしまう場合もあるのです。

病気

病気を患っている場合でも、コエンザイムQ10の量は減っていきます。
病気によって身体機能が落ちることで、コエンザイムQ10の生産能力が下がるからです。
そして体が病気と闘うためには、より多くのエネルギーを必要とします。
そのエネルギー生産の際に、コエンザイムQ10が大量に消費され、さらに量が減っていってしまうのです。

また、脂質異常症や肥満症などの場合、体内のコレステロール生産を抑えるスタチン系の薬が処方されることがあります。
コエンザイムQ10はコレステロールと生産過程がほぼ同一のため、スタチン系の薬によってコエンザイムQ10の生産も阻害されてしまいます。
スタチン系の薬は、コレステロールを抑えるにはとても優秀な薬ですが、同時にコエンザイムQ10の量も一緒に減少させてしまうのです。

健康的に年を重ねていくために

コエンザイムQ10は年を重ねていくごとに減少し、生産能力も低下してしまいます。
また、加齢とともに仕事でのストレスが増えたり、食生活が乱れ病気がちになったりと、 コエンザイムQ10が体から無くなったとしても、生死に関わることはありません。
しかし、コエンザイムQ10が無くなることでエネルギーの生産量は低下し、活力に満ちた毎日から遠のいてしまいます。

年々、医療の発展とともに平均寿命も延びてきています。
長い人生、いつまでも元気に過ごしていたいですよね。
ただ長生きするだけでなく、健康的に活き活きと年を重ねていくにはコエンザイムQ10の存在が欠かせません。
コエンザイムQ10生産量のピークである20代を過ぎたら、積極的にコエンザイムQ10を摂取していきましょう。

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